なにやら面白そうな話題です。
究極の透明な氷、できました! って何かの商品のキャッチコピーみたいですよね。
なにやら新潟県の長岡技術科学大学、雪氷工学教授の上村靖司さんが開発した正真正銘の発明だそうです。
それにしても究極とはよく言ってしまった気もしますが、強気な訳はこの氷の作り方が本当に画期的らしく、特許まで取得できてしまったということです。
特許まで取得したというその製氷手法は
零度より高い環境で凍らせ、水の分子が完璧に並ぶ「単結晶」にする常識破りの手法。だそうです。
なんだか分るようなさっぱり分らない説明ですね。
簡単な例では、お水が洞窟で長時間かけて凍ったものを「氷筍(ひょうじゅん)」って言うらしく、これが単結晶と言うものらしいです。
単結晶の氷はカチカチにしまってて溶けにいのが
特徴。
水と見分けがつかないほど?透明で美しい。と言うことです。
この状態を分子顕微鏡なんかで見ると、水分子が六角形の網目をつくり、乱れなく並んで「一体化」しているため。らしいです。
折角だから氷筍(漢字変換すらされない)とやらを見てみましょうね。
ん~、確かに綺麗だけど言われるほど透明に見えないのは気のせいだろうか・・
まぁ、これと同じようなモノと言うことですね。
ちなみにお水って何度で凍るかご存知ですか?
知ってますよね、零度です。零度とは0度の事。
今回の教授が発明した究極透明氷の作り方をもう一度見直してみると、零度より高い環境で凍らせ
って書いてありますけど・・。
これは確かに掟破りというか、自然界の常識を超えてるのでは??
これは、どのようなメカニズムなのでしょうか。
ちなみに零度より高い環境と言うのは、正確には+2度だそうです。
そして、単結晶を作る装置がこれ
+2度でもお水自体の熱が赤外線になって逃げていくとか、物凄いねお水って!
装置もすごいですが、お水の性質に驚かされます。
この原理を使うと普通は不純物が作る気泡らしいですが、不純物を気にせずに透明な氷ができてしまう。不純物はどこへ??氷が単結晶(一体化)する段階で端っこにでも追いやられるのでしょうか。
まあ、家庭の水道水であってもこの装置さえあれば究極に透明な氷ができてしまうと言うことです。
透明なだけでなくとても硬くて溶けにくい、そして表面がとぅるんとぅるんなので容器からもスポっと取り出せるらしいです。良い事づくめ。
これは素晴らしい。何か他の技術にも応用できそうですね。
折角なので綺麗な氷の写真でお別れしましょう。(今回はお別れ、であってブログ閉鎖ではないですよ!)
世界一の透明度を誇るロシアはシベリアにあるバイカル湖(琵琶湖の46倍の面積)の美しすぎる氷。
バイカル湖の氷をドラムにしてみた動画