世界一黒い物質、それがベンタブラックだそうです。イギリスのサリー・ナノシステムズ(Surrey Nanosystems)社で開発されました。
日本語での表記はベンタブラック、ヴェンタブラック、ヴァンタブラックと、まだ確立していません。
一見なんのこっちゃ??と思うかもしれません。実は世の中に今ある黒いモノは光を吸収して黒く見えているそうです。
光の吸収率が高いモノほど黒く見えるそうで、一番黒いもので光を98%ほど吸収していたそうですが、今回開発されたベンタブラックはそれをはるかに上回る99.6%。肉眼で見えるほぼ全ての光を吸収してしまうほどの黒。
まあまずは見てみて、
と言いたいところですがデシタルではベンタブラック単体の黒さは伝えられない(モニター表面の黒さが限界の黒だから)ので、黒さが伝わりません。ベンタブラックと同じ環境に置いた黒いモノと比較した画像を早く公開して欲しいところです。
まずは普通に外観
ベンタブラックの粒子の大きさは直径2~3ナノメートル。ナノは10億分の1の単位なので
ミリに直すと1mmの100万分の1のサイズ。
多数のカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)からできているそうです。
eandt.theiet.org
まさに漆黒の闇・・・・穴が開いているみたいですね。
このペンタブラックの用途ですがカメラや望遠鏡のような精密部品の光を完全にさえぎりたい部分などに使えるのではないかと言われています。
たしかにただ黒いだけでは開発したは良いけど用途に困りますよね。
黒と言われている絵の具の顔料もこれに変わっていく可能性もあるのではないでしょうか。
でも一番考えられるのは兵器かなぁ。でも赤外線使うからバレバレでしょうか。
体育館の暗幕、お化け屋敷の壁、夜中なら素っ裸にこれ塗れば裸なのがバレない、車のボディに塗っちゃって夜見えなくて危ないと警察に怒られる、、。
白髪染めはものすごく黒く見えるから使えそうですね。あまり粒子が細かすぎると毛根から体内に入ってきそうで怖いですが。
一番使えるところで釣り糸(テグス)なんてどうでしょう?テグスのキラメキを完全に押さえたらお魚さんには一切見えないでしょうね。
何にしても何か使い道がありそうです。
こうゆう日常当たり前すぎるモノとが新しく開発されるとかとても貴重!
世界一白いベンタホワイトの登場はいつ?